「競馬新聞とサヨナラ！通信」Vol.223「京都金杯2024（GⅢ）」出走馬診断

いつも使用している

過去の馬たちが残していってくれた

貴重な財産である「近10年のデータ」ですが、

「GⅢ　京都金杯」は以前は

「京都競馬場芝1600ｍ」で施行されていたところ、

2021年～2023年は「京都競馬場」改修工事の為、

「中京競馬場芝1600ｍ」で施行されました。

今年は再び

「京都競馬場芝1600ｍ」で施行されるため、

近１０年で同条件で施行されたのは2014年～2020年の7年間です。

よって

今回は2014年～2020年の7年間のデータを

参考に見ていきたいと思います。

GⅢ京都金杯自体の気になるデータ①の7年で

馬券内馬全21頭中13頭

「当日４番人気以下の馬」が馬券圏内に好走していた。

「馬齢2歳～3歳」にかけて

「G1で3着2回」を含めて「芝1400ｍと芝1600ｍの重賞」で

5戦連続馬券圏内に好走した実績を持っており、

前走「渡月橋ステークス（京都芝1400ｍ）3勝クラス」で

「3番人気以内」「2着以下に0.2秒以上差を付けての1着」からのローテーションで

「馬齢6歳」での挑戦だったこと。

過去の該当馬は
「G2デイリー杯2歳ステークス（京都芝1600ｍ）3着」
「G1朝日杯フューチュリティステークス（阪神芝1600ｍ）3着」
「G3ファルコンステークス（中京芝1400ｍ）2着」
「G2ニュージーランドトロフィー（中山芝1600ｍ）3着」
「G1NHKマイルカップ（東京芝1600ｍ）3着」の実績を持っていた。

「今年の類似データ？該当馬」
「タイムトゥヘヴン」（予想段階で13番人気）
注：「馬齢3歳」時に「G2ニュージーランドトロフィー（中山芝1600ｍ）で2着」、
「G1NHKマイルカップ（東京芝1600ｍ）」では
直線で不利を受けなければ3着馬と大差ない内容だった可能性が高い6着、
「G２富士ステークス（東京芝1600ｍ）」では出遅れながら３着と
出走した３戦とも好内容で走っていた。

「マテンロウオリオン」（予想段階で11番人気）
注：「馬齢3歳」時に「G3シンザン記念（中京芝1600ｍ）1着」
「G2ニュージーランドトロフィー（中山芝1600ｍ）2着」
「G1NHKマイルカップ（東京芝1600ｍ）2着」と
3戦連続馬券内好走した実績を持っており、
約9か月ぶりの「G3」挑戦のタイミングで「馬齢5歳」で「京都競馬場」初挑戦。

「G1日本ダービー（東京芝2400ｍ）」で

「勝ち馬から0.3秒差以内で4着」の実績を持っており、

「馬齢5歳以下」での挑戦だったこと。

「今年のデータ該当馬」
該当なし

2走前に「G3福島記念（福島芝2000ｍ）」で

「3番人気以内」「勝ち馬から0.2秒差の2着」に好走した実績を持っており、

前走「Ｇ３中日新聞杯（中京芝2000ｍ）」で

「2番人気以内」「勝ち馬から1.1秒差の8着」からのローテーションだったこと。

過去の該当馬は

「芝2000ｍ」より短い距離のレースは約2年振りの挑戦で、

「馬齢3歳」時に「G2弥生賞（中山芝2000ｍ）」で「2着」の実績も持っていた。

「今年のデータ該当馬」
該当なし

「馬齢2歳時」に「Ｇ２ホープフルステークス（中山芝2000ｍ）」で

「6番人気」「勝ち馬から0.4秒差の4着」に好走し、

「馬齢３歳時」に「Ｇ２京都新聞杯（京都芝2200ｍ）」で

「２番人気」「勝ち馬から0.4秒差の４着」

「Ｇ３ラジオＮＩＫＥＥＩ賞（福島芝1800ｍ）」で

「2番人気」「上り1位」「勝ち馬から0.3秒差の5着」

「Ｇ３富士ステークス（東京芝1600ｍ）」で

「8番人気」「上り3位」「勝ち馬から0.4秒差の7着」

「Ｇ３チャレンジカップ（阪神芝1800ｍ）」で

「2番人気」「勝ち馬から0.1秒差の5着」の実績を持っており、

重賞馬券内実績は無かったものの、

「G2」では2戦ともに「4着以内」、

「G3（古馬混合戦含む）」では3戦ともに「勝ち馬から0.4秒差内」と

常に上位争いを続けていた実績を持っており、

「京都競馬場」では「萩ステークス（芝1800ｍ）ＯＰで1着」

「白百合ステークス（芝1800ｍ）ＯＰで1着」と

「芝1800m以下のレースではOPを2勝し、無敗」で

「馬齢4歳」での挑戦だった。

「今年の類似データ？該当馬」
「アルナシーム」（予想段階で３番人気）
注：好走と凡走がはっきりしている「ムラ駆けタイプ」で
好走時は、出遅れてしまった中「勝ち馬から0.5秒差の４着」だった
「Ｇ１朝日杯フューチュリティステークス（阪神芝1600ｍ）」と

超スローの前残りの中、
上り32.9の末脚を繰り出し脚を余しての敗戦だった
「つばき賞（阪神芝1800ｍ）1勝クラス」を除けば5戦5勝と今の所内容良化継続中。

「京都競馬場」は
前走「カシオペアステークス（京都芝1800ｍ）ＯＰ」の1戦のみも「無敗」

前年に「馬齢６歳」で初めて「OP以上の格のレース」で馬券圏内好走する形で

「六甲ステークス（阪神芝1600ｍ）OP」で

「３番人気」「上がり2位」「２着以下に0.6秒以上差をつけての1着」の実績をあげ、

2走前に「タンザナイトステークス（阪神芝1400ｍ）OP」で

「2番人気」「2着以下に0.2秒以上差をつけての1着」の実績を持っており、

前走「G2阪神カップ（阪神芝1400ｍ）」で

「6番人気」「勝ち馬から1.3秒差の16着」からのローテーションで

「馬齢7歳」での挑戦だったこと。

「今年の類似データ？該当馬」
「メイショウシンタケ」（予想段階で8番人気）
注：昨年「馬齢5歳」で初めて「古馬混合ＯＰ」で馬券内叶う形で
「米子ステークス（阪神芝1600ｍ）」で「1着」に好走し、

「Ｇ３中京記念（中京芝1600ｍ）」で「勝ち馬から0.9秒差の8着」
「Ｇ３関谷記念（新潟芝1600ｍ）」で「勝ち馬から0.3秒差の5着」
「Ｇ３京成杯オータムハンデ（中山芝1600ｍ）」で「勝ち馬から0.3秒差の4着」と

「サマーマイルシリーズ」の対象の4レースすべてに出走し、
「サマーマイルチャンピオン」の実績を手にしていた。

今回約4か月ぶりの復帰戦も、「夏季の連戦の疲れを取るための休養」で、
怪我明けという訳ではなく「馬齢6歳」での挑戦。